韓国釜山(プサン)市の古里(コリ)原発1号機で全電源が一時喪失しながら事故が隠されていた問題で、韓国の原子力安全委員会は4日、当時の所長ら発電所関係者3人を原子力安全法違反などの容疑で釜山地検に告発した、と明らかにした. 安全委によると、所長らは2月9日、整備中の1号機で全電源が約12分作動せず、原子炉の冷却水の温度が急上昇する事故が起きながら、非常発令せず、国など関連機関にも報告しなかった疑い. 原発を運営する公営企業「韓国水力原子力」も法人として同時に告発した. 事故は約1カ月後に発覚し、安全委の現地駐在官も知らなかったとされる. 原発近くの住民(51)は「国は責任を現場に押しつけ、再稼働を急ごうとしている」と反発している. 事故隠しを機に、周辺住民らは韓国で最も古い商業炉の1号機の廃炉を求めているが、安全委は問題がなければ再稼働させる方針だ. (釜山=中野晃).

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